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  Uc School  - クラーク記念国際高等学校 大阪梅田 -

学校 学習スペース リノベーション




約150㎡のワンフロアに、対面での学習とネットを利用した学習を組み合わせて行うコースのための学習スペースと2つの面談室、職員室を計画しました。
学習スペースは外部講師を招いた講演会や数人が集まるグループ学習等の対面学習の他、学ぶ場所を限定しないネット学習でも自由に利用することができます。
フレキシブルな利用に対応できるように、壁向きのカウンターデスクやソファ席の他、移動可能で組み合わせ方によってサイズや形状が変えられる大テーブルをデザインしました。
また、家具を木材でつくり、仕上げにモルタルや木調の材を用いることで、街中のカフェの様な雰囲気となることと、各エリアの仕切りをガラスや視線の抜ける家具とすることで、ここで学習する学生がふと顔を上げた時に息の抜けるスペースとなることを目指しました。




出入り口、職員室、トイレ、給湯室をつなぐ動線エリアと学習スペースを適度に視線の抜ける家具で仕切りました。
入口の正面となる棚にはアイストップにもなる大きな水槽を置く場所を設け、
校名や各スペースのサインも組み込んでアクセントとしています。
自動販売機やゴミ箱、傘立て等の雑多な印象になりやすいアイテムも、
動線エリアの学習スペースから見えにくい場所に集約して設置できるように計画しました。



2つの面談室は隣接する学習スペースに圧迫感を与えないようにガラスで仕切り、
床仕上げを連続させて一体感を持たせました。
利用する際は天井に埋め込んだロールスクリーンを下ろして視線をカットし、気が散らないようにします。



このスペースに合わせてデザインした不整形のテーブルは、3つをずらして置くことで動きのある大テーブルになり、
個々に離して置くことで、少人数のグループ学習での使用にも対応します。
コースの担任は職員室ではなく、このスペースで学生と一緒に事務作業も行います。



テーブルはきっちりと並べることで、十数人で使用するミーティングテーブルにもなります。
ガラス窓の向こうは他コースの先生の職員室。様子が垣間見えるようになっています。



日差しの気持ち良い窓際に設けたベンチシートと、集中できる壁向きのカウンターデスク。
その日の学習内容や気分に合わせて、使用する席を選べます。


photo Akiyoshi Fukuzawa


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