月: 2021年4月

コンセントとスイッチの組み合わせ

コンセントを照明器具のように壁のスイッチでon/offできるってご存知でしょうか?

コンセントとスイッチの組み合わせ
 

例えば、コンセントにプラグを差して使うフロアスタンドは、一般的には器具についているスイッチでon/offの操作を行いますが、この差し込み先のコンセントの回路にスイッチを接続することで、コンセント自体をスイッチでのon/offで操作することが可能になります。
夜に帰宅した時に、部屋の入り口で他の照明と一緒にフロアスタンドも点けることが可能になるので、わざわざフロアスタンドの前まで行く必要がなくなり、ちょっと便利。
フロアスタンドを日常的に使いやすくなると思います。
ちなみにこの時、照明に付属のスイッチはonの状態のまま使用します。

また、照明だけでなくサーキュレーターなども、この仕組みを利用することで、高い場所などの日常的には操作しにくいところに置いてもストレスなく利用することが可能になります。

今の暮らしを思い返し、建築後の暮らしを想像して、どこにスイッチ連動コンセントがあるとより快適に暮らせそうか、設計の段階からしっかり検討する必要がありますが、新たな暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?

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エアコンカバーはさり気なく

今や生活空間の必需品となったエアコン。
これをどうやって空間デザインの中に組み込むか、というのは常にある課題なのですが、当事務所にはエアコンカバーの標準デザインがあります。

それがこちらです。

エアコンカバーはさり気なく
 

中央の機械部分をしっかり隠し、上部の給気部分と下部の吹き出し口前だけを開けた至ってシンプルなデザインです。
こちらは初期にしつらえたもので、少し中央のパネルの位置が高すぎましたが、徐々に寸法を微調整して現在の仕様に至っています。

格子状のデザインにすることもありますが、こちらの方がしっかりとエアコンを隠せて洋風の部屋にもマッチし、掃除も楽なので採用することが多いです。

エアコンカバーはさり気なく
 

家具と一体でしつらえる時は、材料やサイズを合わせることも大事なポイント。よりさり気なくエアコンのスペースを確保できます。

Sa HAUSでは壁面収納の一部に組み込み、吊り収納と高さを合わせてデザインしました。

エアコンカバーはさり気なく
  

壁に埋め込む時は、壁の色に合わせて作ります。

Fk Studio -Studio LUP-では、冷蔵庫等の設置場所になるアルコブの上に設けました。

一般的にエアコンは壁からポコっと出っ張って付くことが多いですが、せっかくカバーするのであれば、周囲に溶け込むように計画することもデザインの重要なポイントだと思っています。

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造花ならぬ人工植物の進化

最近、パッと見たところ本物となかなか見分けがつかない造花があるなと思っていたのですが、先日、インテリアの演出で使うための人工植物をショールームに見に行ったところ、竹などの人工植物もかなり進化していました。

造花ならぬ人工植物の進化
 

写真はツバキです。
もちろん、じっくりみたり触ったりするとすぐに分かってしまうのですが、何気なく見る分には人工だとはちょっと分かりません。
というのも、実は幹の部分は本物を使用しているとのこと。
幹の形状やテクスチャーが自然なので、違和感が無いのかもしれません。

一方、選定の候補だったモミジはちょっと残念な感じでした。
ツバキの厚く色の濃い葉と違い、光を通す薄さと色むらのある葉を本物に寄せるのが難しいのかもしれません。

右の写真は人工の苔やリュウノヒゲなどの下草です。
プラスチックでやや固いのですが、上から見下ろす分には一見分かりません。

緑があると空間がやわらかく華やかになりますので、光の全く当たらない場所などでは人工植物という選択肢も有りだと思います。

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ちょっとブレイクの桜並木

ちょっとブレイクの桜並木
 

最近ちょっとバタバタしていますが、少し前に現地調査に向かう途中に満開の桜の下をぶらりと歩ける機会がありました。

平日ということもあり、そしてコロナ禍ということもあり、人もまばら。
ゆっくり鑑賞できる贅沢な時間を思いがけず得られ、かなりリフレッシュできました。
桜はやっぱり良いですね。

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