カテゴリー: Ts R-haus

造花ならぬ人工植物の進化

最近、パッと見たところ本物となかなか見分けがつかない造花があるなと思っていたのですが、先日、インテリアの演出で使うための人工植物をショールームに見に行ったところ、竹などの人工植物もかなり進化していました。

造花ならぬ人工植物の進化
 

写真はツバキです。
もちろん、じっくりみたり触ったりするとすぐに分かってしまうのですが、何気なく見る分には人工だとはちょっと分かりません。
というのも、実は幹の部分は本物を使用しているとのこと。
幹の形状やテクスチャーが自然なので、違和感が無いのかもしれません。

一方、選定の候補だったモミジはちょっと残念な感じでした。
ツバキの厚く色の濃い葉と違い、光を通す薄さと色むらのある葉を本物に寄せるのが難しいのかもしれません。

右の写真は人工の苔やリュウノヒゲなどの下草です。
プラスチックでやや固いのですが、上から見下ろす分には一見分かりません。

緑があると空間がやわらかく華やかになりますので、光の全く当たらない場所などでは人工植物という選択肢も有りだと思います。

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浴槽を探しに信楽へ行ってきました

和の趣を感じるお風呂を作る!ということで、信楽焼の産地、信楽へ視察に行ってきました。
和風浴槽の選択肢には他にも、水に強いヒバなどの木材で作った木の浴槽や、十和田石のような石を張ったお風呂などもありますが、今回は水漏れのリスクや清掃・メンテナンスの負担が小さい陶器の浴槽を採用する予定になっています。

浴槽を探しに信楽へ行ってきました
 

ショールームには様々な大きさ、形、仕上げの浴槽が並んでいます。
想定している直径1200mmの浴槽を確認すると、意外と大きく大人2人でもゆっくりと入れそうです。

浴槽を探しに信楽へ行ってきました
  

専用の架台もありました。
浴室の床は水勾配を取るためにどうしても斜めになりますが、浴槽は水平に保つ必要があります。
もちろん、ブロックとモルタル で調整する昔ながらの方法でも可能ですが、これは床に置いて5本ある脚の高さを調整するだけで良く、排水管のスペースもしっかり確保できる優れものです。

窯も大きい!
大きいものだと、なんと直径3mなんてのも作れるそうです。
色々と丁寧に教えていただき、工場も見学させていただき、ありがとうございました。

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現場調査のつよ〜い味方

プロジェクト、特に改修の仕事の場合に最初のステップとなるのが現場調査です。
既存の図面が無い場合はもちろんですが、図面があっても実際とは異なっている場合も多々ありますので、全体の大きさはもちろん、天井の高さや、扉、窓、換気扇などの設備の大きさや位置など、細かい部分も現場を実測して既存図面を作成します。

2人以上で行う時は測量と記録を分担できるので、比較的サクサクと作業できるのですが、1人だとなかなか大変。
天井高さや長さのある壁面などはメジャーを固定するのにも四苦八苦します。

そんなときに強い味方になってくれるのが、写真右の「ピッキョリ」。
「ピッ」とボタンを押してサッと「キョリ」が測れる優れものです。
こういった機械の総称が「ピッキョリ」だと長い間、信じていたのですが、、建築家の方達と話していた時に、誰にも通じず、、、キョトンとされたので調べてみると「ピッキョリ」は商品名で、総称は「電子メジャー」や「電子距離計」と言うことが判明しました。。
そして、私が持っているものは「ピッキョリ」ではありません。。

現場調査のつよ〜い味方
 

それはさて置き、この便利さになれると、2人で測量する時ももう手放せません。

新たにスタートしたTs R-haus。
最初の提案をする際にざっとは測量していたのですが、正式にご依頼いただきましたので、これらを連れて先日、改めて追加測量に行ってきました。

良い計画になるように頑張ります!

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3Fにシャワーは付けられる?

新たなプロジェクトがスタートしました。
既存建物の改修なのですが、3Fに新たにシャワールームを計画できるかがプランに大きく影響する、、、その一方で水道管から送り出される水圧は地域によって異なるため、敷地のある大阪市の水道センターにヒアリングさせて頂きました。

結果は高さ8mまでは水道管の圧力で原則OKとのこと。
正確には末端の水圧を計算しないといけませんが、おそらく大丈夫そうで一安心。
万が一、水圧が足りない場合に増圧ポンプを設置することも問題ないと回答いただき、その場合は口径アップ(水道管の引き込み管を太いものに変えることです)した方がリーズナブルかもしれませんよとアドバイスまで頂きました。
コロナで緊急事態宣言が出ていることもあり、電話での問い合わせであったにも関わらず、とても親切丁寧に教えて頂き、ありがとうございました!

これで、3Fのシャワーを前提にお施主さんの希望に合わせて計画を進められそうです。
良い計画になるように頑張ります!

ちなみに、どのくらいの太さの水道管が敷地に引き込まれているかは、水道局に行けば教えてもらえます。
敷地にある水道メーターを見れば、13mmや20mmと書いていますが、敷地には25mmで引き込まれていて、メーター部分で細く絞られている場合もあるため、記載されている数字が計画に必要なものより小さい場合は、一度水道局で確認してみてください。

3Fにシャワーは付けられる?
 

写真の場合はメーター部分で20mmになっていることが分かります。
こちらは元々13mmのメーターが付いていたのですが、本管から敷地への引込み管は20mmだったので、建て替える際にメーターも20mmに交換しました。

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