タグ: 階段下収納

動画を作ってみました。

動画を作ってみました。
 

私も所属している建築家による自主運営グループ「建築家さがしの杜」がコロナ禍でなかなかイベントができないので、イベントに代わる企画として、それぞれが動画を作成して公開しよう!ということになり、私もなんとか頑張って作成してみました。
初めてのチャレンジで四苦八苦でしたが、何とか形になったかな、、と思います。

テーマは「建築・インテリア関連」ということだったので、竣工後8年目に突入したSa HAUSの今の様子を撮影。
写真ほど広角には撮れないのですが、動画ならではといった、写真ではなかなか伝わりにくいところを紹介できるように工夫したつもりです。

ぜひ、一度見てみてください↓↓

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玄関にある階段下の有効利用

前々回はリビングにある階段の下部空間の活用例を紹介しましたが、今回は階段が玄関にある場合の活用例をご紹介します。

玄関にある階段下の有効利用
 

Sa HAUSの階段下には、靴箱、ベンチ、コート掛けの玄関にあると便利な3要素を配置しました。
その際、これらの足元を浮かせて設置することで、狭小住宅にもかかわらず約2帖分の土間スペースを確保し、土いじりの道具等も通行の邪魔にならないように置けるようにしています。
また、床面をしっかりと見せることは、スペースを広く見せる効果にもつながります。

もう一つの小さな工夫として、階段の1段目の下にも収納スペースを設けました。
丸い穴に指をかけてパネルを開くと、スリッパなどを収納できるようになっています。

玄関にある階段下の有効利用
    

写真はSi HAUSの階段です。
Si HAUSには約7帖もの広い玄関土間がありますが、その一部に周り階段を配置しました。
階段下にはコートなどを掛けるハンガーパイプを取り付けた他、ベビーカーやキックボードなど外で使用するものを置けるスペースとしています。

階段下を玄関に取り込むことで、空間を有効に使いつつ、ゆとりのある玄関スペースを作ることが可能になります。
階段をリビングから独立させたい場合に玄関と組み合わせることを検討してみてはいかがでしょうか?
これからはそのスペースに手洗い器を設けることも選択肢になりそうですね。

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どうする?階段下の空間

住まいがマンションや平家でない限り、必ず1つは必要になる階段。
住まいの中のどこに配置するかで、動線の長さはもちろん、廊下の面積、場合によっては住宅全体の面積も変わってきます。

最上階がリビングでない場合は特殊なケースを除き、リビングの一角に配置するリビング階段かリビングとは別の空間に配置する独立階段のどちらかを選択することになります。
さらに、後者には玄関から直接アプローチできるタイプと、一旦リビングを通過してからアクセスするタイプがあります。

階段の配置はお施主さんによって好みや考え方が分かれるところでありますし、全体のゾーニング・基本計画に大きな影響を与える要素でもありますので、住宅を設計する際には最初の段階で、お施主さんの意向を確認します。

例えば、リビング階段は階段及び階段に至る経路もリビング空間に取り込めるため、廊下を小さくできたり、リビングを広く感じることができるというメリットがあります。
その反面、階段部分は吹き抜けになり、また、同一空間に取り込んだことで部屋の容積も大きくなるため、冷暖房が効きにくくなるというデメリットがあります。
他には、外から帰ってきて個室に向かう前に必ずリビングを通るようにしたいかどうかも配置を決める上でのポイントになります。

前置きが長くなりましたが、今回の本題は階段の位置が決まった後、その下をどうするかです。
もちろん、階段下の空間には何も計画せずに余白の空間としておくのも、ゆとりがあってとても良いですし、トイレや納戸として全て埋めてしまうことも選択肢の一つです。
様々な選択肢の中で、今回はリビング階段の下部に空間を魅力的にする機能を持たせたケースを2つご紹介します。

どうする?階段下の空間
  

写真は、Ms HAUSで階段下がご主人の書斎になっています。
階段の横に壁面いっぱいの本棚があり、その一角の階段下の高さが最も取れる場所に書斎コーナーを計画しました。
リビングにいる家族と同じ空間で仕事や趣味の作業を行うことができます。

階段下の空間
 

こちらの写真は、Gk HAUSのリビング階段ですが、階段下の半分をオーディオ機器や小物などを置くオープン棚とし、残りの半分(グレーの壁部分)を納戸としました。
納戸は廊下側に扉を設けて、リビング側はすっきりとさせ、グレーの壁が白い空間のアクセントになるようにデザインしています。

使い方や見せ方、収納の計画方法にも様々なバリエーションと可能性がありますので、これから家を計画される方は、階段下の空間にも目を向けてみてはいかがでしょうか?


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