オフィスの改修を計画中のお施主さまと事務機器メーカーのショールームに行ってきました。
どのメーカーもショールームとは別に実際に社員の方が働いているオフィスエリアも見せて頂けます。
数年前からオフィスの在り方が多様化し、個人の席を決めないフリーアドレスやそれに伴うペーパレス化などが広く浸透したことで、デスクや椅子をはじめとした事務機器は形やサイズ、機能面でもバリエーションがとても増えました。
仕上げの色やテクスチャーもかつては無機質な印象のものが大半でしたが、最近は住宅やカフェの家具に近い印象の木目やポップなカラーなどの選択肢が増えています。
業種にもよるとは思いますが、よりリラックスして快適に仕事が出来そうです。
作業もミーティングもできる大きなデスクが色々あります。
高さ設定も様々で、組み合わせて配置し、自由に席を変えられるフリーアドレスを導入することで、1日中ずっと同じ姿勢でいることがなくなります。
上の写真は少し高さの違う2つのテーブルを並べて配置してありますが、こうすることで同じ高さのテーブルを並べるよりも視線が通りやすく、両端に座る人同士も会話がしやすくなるそうです。
椅子とミニデスク、パーティションが一体となった置き型ブースも大小様々ありました。
座ってみましたが、オープンなオフィス空間の中にあっても、しっかりと集中して作業できそうでした。
昔ながらのしっかりとしたワークチェアも素材や形状が進化し、より疲れにくくなっています。
背もたれのしなり具合や腰回りのサポート具合など、一番大切な座り心地は見た目だけでは分かりませんので、椅子は色々と座ってみて決めるべきですが、この日は他にも見るべきものが多かったので、椅子の選定は後日に持ち越しとなりました。
フリーアドレスを導入することで必要になるのがロッカー。
従来は自席の周りに書類などを置いていましたが、席を共有するフリーアドレスではデスク周りに荷物を置いておくことができません。
そこで、個人用のロッカーを整備して、そこに個人の私物や書類などを保管する形式が主流です。
ゴミ箱なども組み込めるタイプのものもあり、オフィス空間がよりスッキリ機能的になると思います。
色々と勉強になった1日でした。