月: 2020年8月

カウンターを兼ねた機能的な手すり

建物の上下をつなぐ階段や吹き抜け。
前回に続いて今回も本来の役割である落下防止+αの機能を持った手すりをご紹介。

Ms HAUSでは、吹き抜けに面した手摺りの一部をカウンターデスクとしました。
通常は通行するためだけの廊下となる場所ですが、少しだけゆったりとスペースを確保して、子供達が勉強したり、皆が本を読んだりできるフリースペースとしています。
吹き抜けにカウンターを設置することで、カウンターに向いながら、下に居る家族とコミュニケーションを取ることができるのもおすすめのポイントです。

カウンターを兼ねた機能的な手すり
 

カウンターデスクは奥行きがあるため、一般的な手すりに比べて高さが低くても落下防止の機能を果たしてくれます。
事務所では手すりの高さは90cm前後とすることが多いですが、デスクは無理に高くはせず、通常の70cm程度で設定することができます。

Ms HAUSでは、鉛筆などのデスクの上の物が誤って下に落ちないように前にパネルを付けましたが、これが無くても人が落ちる心配はありません。
ただし、カウンターに上ったりすることは想定していませんので、お子さんがまだ小さいなどで心配な方は、お子さんが成長するまではネットを張るなどの対策が必要かもしれません。

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収納を兼ねた機能的な手すり

建物の上下をつなぐ階段や吹き抜け。
人や空気が移動するスペースとしての役割はもちろんのこと、連続性や広がりを生み、変化のある空間をつくるための効果的な要素の1つにもなります。

ただし、その周りには誤って落ちることがないようにするための対策が必須です。
代表的な方法は壁を建てたり手すりを設置することですが、手すりを設置するにもコストが掛かる!ということで、今回は別の機能を兼ねた落下防止策をご紹介します。

収納を兼ねた機能的な手すり
 

写真はFk Studio – Studio LUP- の2階の階段ホールに設置した手すりを兼ねた収納です。

2階をヨガスタジオとして使用するため、どこかにヨガマットを収納する場所が必要でしたが、限られた面積の中で、奥行き60cmの収納棚を普通に設置すると、空間に多大な圧迫感を与えてしまいます。
そこで、収納の半分を階段の上部に張り出して設置することでスペースを有効に活用すると共に、落下防止の手すりも兼ねるように計画しました。

見せる収納で、ヨガグッズもインテリアアイテムの1つとなっています。

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最適な窓の大きさと取付高さ

窓が室内環境に与える影響はとても大きいです。
そのため、どこからどれだけの光を取り込み、どのように風のルートを確保するかを考えながら、部屋の大きさや用途、プランなどと合わせて大きさや配置を決めます。

同時に、外との関係をしっかりと捉えることも重要です。
窓によって外観の印象は大きく変わり、外側に何があるかによって室内から見える景色はもちろん、窓の効果もガラリと変わってしまいます。

最適な窓の大きさと取付高さ-1
 

例えば、窓の向こうに十分な広さの庭があったり、傾斜地等で見晴らしが良い場合、大きな窓を設置することで光や風、景色を存分に取り込んだ開放的な部屋にすることができます。

逆に、窓のすぐ外が人通りの多い道の場合、大きな窓を設置しても外からの視線が気になって、一日中カーテンを閉めっぱなしということにもなりかねません。
その結果、小さな窓を付けるよりも閉鎖的な部屋となってしまうこともあり得ます。

最適な窓の大きさと取付高さ-2
 

写真はGk HAUSのリビングです。

右には直接庭に出られるように大きな窓を設けながら、外側に目隠しの木塀を建てることで通行人の視線をカットしました。
その一方で、左のデスク前はハイサイド窓として、デスクに向かう時は外が見えずに集中することができ、少し引いたキッチンからは桜並木が見えるように計画しています。

最適な窓の大きさと取付高さ-3
 

この写真はSk HAUSのリビングです。

隣のマンションの斜面地に生える芝生を景色として取り込みながら、マンションから見下ろされる視線をカットするために、あえて低い位置に高さを抑えた窓を計画しました。
光は他の高い位置に設けた擦りガラスの窓から取り込みます。

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2段ベッドで仕切る子供部屋

子供部屋の数や広さ、兄弟姉妹何人で共有するかは様々な条件や考え方により、それぞれの家によって変わります。

例えばリビングを広く取って、家にいる時間のほとんどをそこで過ごし、子供部屋は最小限のプライベート空間があれば良いという場合、壁で区切られた小さな部屋を必要な数だけ作る方法ももちろんありますが、ある程度の広さの部屋を家具等で仕切るという方法もあります。

1つのスペースを兄弟それぞれの部屋や、子供部屋と書斎などに撤去や移動が容易な家具で分けることで、子供達の独立後などのライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。

子供部屋の家具で代表的なものはベッド、デスク、本棚、あとはクローゼットと言ったところでしょうか。
この中でも特に広いスペースを占める上に、上部の空間が使えないベッドを2段に重ねて部屋を分ける間仕切り家具とすることで、空間を有効に使うことができます。

写真のNi HAUSでは兄弟の部屋を特注の2 段ベッドで仕切りました。

2段ベッドで仕切る子供部屋
 

スペースに合わせた家具をしつらえることで、既存の窓からでもバランスよく光や風を取り込め、仕切り具合を調整することもできます。
Ni HAUSではさらに既存の梁を利用して上段に本棚を設けることができました。

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