月: 2020年10月

どうする?階段下の空間

住まいがマンションや平家でない限り、必ず1つは必要になる階段。
住まいの中のどこに配置するかで、動線の長さはもちろん、廊下の面積、場合によっては住宅全体の面積も変わってきます。

最上階がリビングでない場合は特殊なケースを除き、リビングの一角に配置するリビング階段かリビングとは別の空間に配置する独立階段のどちらかを選択することになります。
さらに、後者には玄関から直接アプローチできるタイプと、一旦リビングを通過してからアクセスするタイプがあります。

階段の配置はお施主さんによって好みや考え方が分かれるところでありますし、全体のゾーニング・基本計画に大きな影響を与える要素でもありますので、住宅を設計する際には最初の段階で、お施主さんの意向を確認します。

例えば、リビング階段は階段及び階段に至る経路もリビング空間に取り込めるため、廊下を小さくできたり、リビングを広く感じることができるというメリットがあります。
その反面、階段部分は吹き抜けになり、また、同一空間に取り込んだことで部屋の容積も大きくなるため、冷暖房が効きにくくなるというデメリットがあります。
他には、外から帰ってきて個室に向かう前に必ずリビングを通るようにしたいかどうかも配置を決める上でのポイントになります。

前置きが長くなりましたが、今回の本題は階段の位置が決まった後、その下をどうするかです。
もちろん、階段下の空間には何も計画せずに余白の空間としておくのも、ゆとりがあってとても良いですし、トイレや納戸として全て埋めてしまうことも選択肢の一つです。
様々な選択肢の中で、今回はリビング階段の下部に空間を魅力的にする機能を持たせたケースを2つご紹介します。

どうする?階段下の空間
  

写真は、Ms HAUSで階段下がご主人の書斎になっています。
階段の横に壁面いっぱいの本棚があり、その一角の階段下の高さが最も取れる場所に書斎コーナーを計画しました。
リビングにいる家族と同じ空間で仕事や趣味の作業を行うことができます。

階段下の空間
 

こちらの写真は、Gk HAUSのリビング階段ですが、階段下の半分をオーディオ機器や小物などを置くオープン棚とし、残りの半分(グレーの壁部分)を納戸としました。
納戸は廊下側に扉を設けて、リビング側はすっきりとさせ、グレーの壁が白い空間のアクセントになるようにデザインしています。

使い方や見せ方、収納の計画方法にも様々なバリエーションと可能性がありますので、これから家を計画される方は、階段下の空間にも目を向けてみてはいかがでしょうか?


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Ky HAUS 久しぶりの打合せ

住宅のリノベーションを計画中のKy HAUSのお打ち合わせに行ってきました。

コロナウィルスの影響等もあって、工事予定を延期したこともあり、久しぶりのお打ち合わせでしたので、一先ず近況報告と雑談からスタート。
お施主さんもご家族の皆さまもお元気そうで一先ず安心しつつ、美味しいお茶とお菓子を頂きつつ(いつも有難うございます!)、運動不足やストレスの解消対策など色々とお喋りさせて頂いて楽しい打ち合わせとなりました。

もちろん計画の話もしっかりと!
今回の計画は2世帯で住むためのリノベーションですが、お母さまのお嫁入り道具の「長持」の扉をどこかに使えないか?とのお話を電話でお聞きしていたので、実物を見せて頂きました。

長持の扉
 

長持。
実は初めて聞いたのですが、衣類や布団、座布団などを収納するための、大きな箱状の収納家具のことだそうです。
そう言われてみると、祖父母の家の納屋にあった気がしましたが、私が見たのは確か上面に大きな蓋が付いた物。
お施主さんのは引き違い戸と少し違いましたが、お話を聞くと、どうやらどちらも同じ「長持」のようです。

お母さまがいつでも見られる場所で違和感なく使えそうな場所をお施主さんと一緒にあれやこれやと思案し、ここ!という場所が見つかりましたので、計画に組み込むことになりました。

Ky HAUS 打合せ
 

図面やパースの他、サンプルの確認もして頂きます。

そう言えば、コロナ禍の間に仕事用にiPadを導入したのですが、これが凄く便利!もっと早く導入すれば良かったと後悔しています。
iPad導入については<こちら>のページにちょこっと話で書いてますので、
ご興味のある方は覗いてみてください。

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独立した洗面コーナーが便利

突然ですが、洗面台って家の中のどこにありますか?

スペースの都合もあって、脱衣室の中、洗濯機の横にあるという家が多いと思いますが、使い勝手を考えると、脱衣室から独立した洗面コーナーを設けるのがおすすめです。

脱衣室の中にあると、他の家族が浴室を使っている間は歯を磨いたり、化粧をするために洗面台を使えなかったり、朝の慌ただしい時間に洗濯機を回すお母さんと会社や学校に行くために身支度を整えるお父さんやお子さんが、狭い中でせめぎ合わなければならなかったりします。

また、洗濯機が置いてあり、浴室へと続く脱衣室は、家の中でも特に生活感が出やすいプライベートな空間ですが、お客様が来て、手を洗う際には、そのプライベートな空間に通すことになります。

脱衣室から独立した洗面コーナーを設けることで、これらの問題は解消し、さらに、脱衣室には洗面台の代わりに、着替え等の収納スペースを設けることができてとても便利になります。

写真左は、Ms HAUSです。
トイレと脱衣室に続く廊下の一角、ワークデスクの横に洗面コーナーを配置しました。

写真右のGk HAUSも、Ms HAUS同様にトイレと脱衣室の前に独立した洗面スペースを設けました。
廊下からは扉なしでアプローチできますが、やや死角となるように配置しています。

上の写真は、脱衣室と廊下の間に設けたNi HAUSの洗面コーナーです。
脱衣機能から独立しているため、透明ガラスのデザイン小窓を設けることができ、廊下のアクセントにもなっています。

これから家を計画される方は既成概念にとらわれず、家族にとって使いやすい洗面台の位置についても考えてみてはいかがでしょうか?

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