月: 2021年8月

省略できる?建具枠

ここ数年、工事見積書のチェックをする際に「ん?」と引っかかるようになったのが、建具枠。
壁に空けた開口を縁取る枠の内、扉が付く部分のものを「建具枠」と言い、開き扉の丁番を取り付ける下地にしたり、引き戸の扉がぶつかる緩衝材として機能したりします。
ちなみに、窓や固定のガラス等が付く場合は「額縁」と言います。

下の写真の左手前の小鳥のステンドグラスが嵌っている部分は「額縁」、右手前の何も付かない開口部は「枠」、右奥の扉が付いている部分を「建具枠」と使い分けています。

 

ちょっと逸れましたが、何が「ん?」かと言うと、昔に比べて値段がどんどん高くなってきており、塗装代なども加えていくと建具扉本体よりも高くなってしまうなんてことも、、
枠をしっかりと付けるときは無垢の木を指定することが多いのですが、今問題になっているウッドショックより前からこの状態なので、木自体の価格アップに加えて、加工の手間代などもどんどん高くなってきているのだと思います。

価格の問題に加えて、枠が無い方がスッキリと見えることもあり、デザインによっては枠を付けなかったり、最小限のアルミなどの金属枠の納まりにすることが増えました。

ただ、壁をクロスではなく左官などで仕上げるときは振動による割れや欠けを防止して、美しい状態を長く保つためにどうしてもしっかりと枠を入れたくなります。
他にもデザインとして枠があった方がいい場所や、多くの人が通ったり荷物を持って通過する場所などは物をぶつけて傷が付きやすいので、やはりできるだけしっかりと枠を入れるようにしています。

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タイルと照明のショールーム

ショールーム巡りが続きます。
コロナ禍とあって、事前予約が必要なところが多くて気軽には行きづらいですが、カタログや送付してくれるカットサンプルとは違い、実物サイズを実際に見て確認できるので必ず行きます。

今回も色々なショールームをハシゴしました。

タイルと照明のショールーム
 

タイルのショールーム3ヶ所。
商品がどんどん新しいデザインのものに変わっていくので、いつ行っても新鮮で面白いです。

続いて照明器具のショールームへ。
予め電話を入れて、展示があるか確認したところ、展示されていないものは用意してくれていました。ありがたいです。
光の強さや広がり具合を確認します。

タイルと照明のショールーム
 

間接照明用のライトが並べて展示されているコーナーなんかもあります。分かりやすいです。

他にも化粧板や衛生陶器、床材のショールームなどにも、何日かに分けて行きます。
大阪では梅田と本町周辺に多いのですが、それでも移動にそれなりに時間がかかります。
全部1ヶ所に集まっていればいいのに、、といつも、特に日射しのきつい夏には思ってしまいます。。

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