月: 2020年12月

Ky HAUS 見積査定と減額案

Ky HAUSの工事見積もりが工務店より届きましたので、抜けているものや余分に入っているものが無いか、数量が適当かなどをチェックして査定内容としてまとめ、お施主さまにご報告に行ってきました。

このチェック、時間は掛かっても機械的な作業なので、さほど頭を悩ませることはないのですが、肝心なのはこの後の「予算に合わせるためにはどうするか」を解決することです。
何かを諦めたり、仕様を変えたり、、一旦、事務所で予算に納まるように減額案としてまとめたリストを作成し、こちらも内容をご説明させて頂いて、お施主さまに採用可否の判断をして頂きます。

Ky HAUS 見積査定と減額案
 

いくつかは年末年始にご家族で相談していただくことになりましたが、お施主さまの取捨選択の決断がとても早く、潔く、あっという間に方針が決定。

打ち合わせの後は暫しおしゃべりに花を咲かせ、年末の挨拶をさせて頂いて失礼させていただきました。

コロナの影響もあって、スケジュールが伸びてしまいましたが、来年はいよいよ着工です!

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Tu HAUS 完成しました

マンションのリノベーションを行っていた Tu HAUS が完成しました!
ということで、今回はWEB内覧会です。

少し手直し工事と追加工事が残っていますが、住みながらの工事なので、早速使って頂いています。

Tu HAUS 完成しました
 

手前の畳部分が客間、向かって左が書斎、右が納戸です。
中央の障子は2枚重なっていて、それぞれ納戸の扉と書斎のパーティションになります。
破れにくく、拭き掃除ができるワーロンシートを障子紙に選びました。

Tu HAUS 完成しました
 

書斎コーナーです。
広さは2帖弱とコンパクトですが、幅1250mmの広いデスクとたっぷりの本棚を設置。
デスクの左側は窓になっていて、仕事や作業の合間に外が眺められるのも魅力です。
まだまだ続くテレワークでも大活躍しそうです。

Tu HAUS 完成しました
 

納戸はハンガースペースと可動棚スペースを組み合わせました。
ハンガーのエリアは床に衣装ケースなどのアイテムを置いて使えます。

床の黒い丸はというと、、、

床下収納の蓋の取手です。
穴を開けただけのさりげない手掛けにしています。

蓋は24mm厚のラワン合板を切って手掛けの穴を開けただけと、手は込んでいませんがとっても頑丈です。
骨組みと表面化粧板で作成するフラッシュパネルに比べると重量があるため、1枚ずつが重くなりすぎないように、小さめで4枚を並べました。
開くのは中央の通路部分のみですが、たくさん収納できるように、中央から両サイドの棚下の空間にも荷物を入れられるようになっています。

今回の改修で”お家時間”が少しでも快適になれば嬉しいです。


—— Tu HAUS の竣工写真は<こちら>です。——

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上りやすいロフトと梯子

今回は上りやすく、使いやすいロフトを作るための工夫をご紹介します。

ロフトを作る目的の一つは何と言っても大容量の収納スペースを確保することではないでしょうか?
かさばるストーブ、扇風機、布団などの季節物や、年月が経つにつれて徐々に増えてしまう様々な荷物を収納するためのスペースとして、ロフトはとても魅力的です。

屋根裏に設ける一般的なロフトの場合、スペースの制約や法律の規制などからアプローチのための手段を階段ではなく梯子とする場合が多いですが、この梯子がなかなかのくせ者で、普通に上り下りをするのには問題がなくても、大きな物や重い荷物を持って手が塞がった状態で上り下りするのはそれなりに難しく、危険も伴います。

そこで、私がロフトを設計する際はまず、できるだけロフトを低い位置に設定するようにしています。
写真は Sa HAUS の2階の上に設けたロフトですが、2階の床からロフトの床までの高さは2.2m。
軽い物なら椅子や脚立に乗って手を伸ばすだけで、直接上げ下ろしができる高さです。

さらに、Sa HAUSでは、高さ70cmのカウンターの上に梯子を設置しました。
こうすることで、少々重たい物でもカウンター上に立ってロフトの床に置いてから、手ぶらで梯子を上がることが可能になります。
梯子の段数も少なくなるので、梯子自体も上りやすくなり、おすすめです。

ロフトを計画されるという方は、上りやすさも考慮して、ぜひ使い勝手の良いスペースにしてくださいね。


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Tu HAUS コンパクト書斎

マンションリノベーションが進行中のTu HAUS。
リノベーションならでは!とも言える現場が始まってからの調整事項や計画変更なども色々とありますが、工務店さんが柔軟に対応してくれています。

現場は書斎コーナーが大分と出来上がってきました。

Tu HAUS コンパクト書斎
 

約2帖弱の小さなスペースですが、広いデスク(まだ設置されてませんが、、)とたっぷりの本棚があり、デスクの横には光や風をしっかりと取り込む窓もある快適なスペースになりそうです。

 

こちらは客間の上に設けた吊り収納です。
生活スペースを圧迫することなく、たくさんの収納物が仕舞えます!
先ほどの本棚もですが、扉の突き板はアナログさんのオーク合板。
木目がランダムで自然です。

完成まであと少し。最後までよろしくお願いします。


—— Tu HAUS の竣工写真は<こちら>です。——

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