前回に続いて、壁をへこませて生み出す”ニッチ”スペースの計画例のご紹介です。
今回は何かを飾るためのニッチではなく、スイッチをすっきり納めるためのニッチです。
写真は Si HAUS のキッチンからリビングスペース方向を見た写真ですが、左の壁にスイッチニッチを計画しました。
シンクとスイッチのある壁の間はキッチンへ入る動線になっていることもあり、通路に出っ張っらないようにインターフォン、給湯器、照明スイッチをニッチ内にまとめてレイアウトしました。
スイッチニッチは整頓されている印象はありますが、正面から見ると普通にスイッチを壁につけるよりも存在感が際立ってしまうというデメリットもあります。
その点、Si HAUS の場合はニッチに入れることで、リビングスペースから本来見えるはずのスイッチの側面が見えにくくなり、スッキリとした印象になる効果もありました。
最後に、前回に続いてご紹介したニッチですが、計画するときはその設置場所に注意が必要です。
構造の筋かいがある場所や、断熱材を充填する外壁、遮音のための吸音材を充填する壁には設置できなかったり、希望するサイズでは計画できないことがありますので、計画に取り入れたい場合は、お早めに検討を!