収納を兼ねた機能的な手すり

建物の上下をつなぐ階段や吹き抜け。
人や空気が移動するスペースとしての役割はもちろんのこと、連続性や広がりを生み、変化のある空間をつくるための効果的な要素の1つにもなります。

ただし、その周りには誤って落ちることがないようにするための対策が必須です。
代表的な方法は壁を建てたり手すりを設置することですが、手すりを設置するにもコストが掛かる!ということで、今回は別の機能を兼ねた落下防止策をご紹介します。

収納を兼ねた機能的な手すり
 

写真はFk Studio – Studio LUP- の2階の階段ホールに設置した手すりを兼ねた収納です。

2階をヨガスタジオとして使用するため、どこかにヨガマットを収納する場所が必要でしたが、限られた面積の中で、奥行き60cmの収納棚を普通に設置すると、空間に多大な圧迫感を与えてしまいます。
そこで、収納の半分を階段の上部に張り出して設置することでスペースを有効に活用すると共に、落下防止の手すりも兼ねるように計画しました。

見せる収納で、ヨガグッズもインテリアアイテムの1つとなっています。

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最適な窓の大きさと取付高さ

窓が室内環境に与える影響はとても大きいです。
そのため、どこからどれだけの光を取り込み、どのように風のルートを確保するかを考えながら、部屋の大きさや用途、プランなどと合わせて大きさや配置を決めます。

同時に、外との関係をしっかりと捉えることも重要です。
窓によって外観の印象は大きく変わり、外側に何があるかによって室内から見える景色はもちろん、窓の効果もガラリと変わってしまいます。

最適な窓の大きさと取付高さ-1
 

例えば、窓の向こうに十分な広さの庭があったり、傾斜地等で見晴らしが良い場合、大きな窓を設置することで光や風、景色を存分に取り込んだ開放的な部屋にすることができます。

逆に、窓のすぐ外が人通りの多い道の場合、大きな窓を設置しても外からの視線が気になって、一日中カーテンを閉めっぱなしということにもなりかねません。
その結果、小さな窓を付けるよりも閉鎖的な部屋となってしまうこともあり得ます。

最適な窓の大きさと取付高さ-2
 

写真はGk HAUSのリビングです。

右には直接庭に出られるように大きな窓を設けながら、外側に目隠しの木塀を建てることで通行人の視線をカットしました。
その一方で、左のデスク前はハイサイド窓として、デスクに向かう時は外が見えずに集中することができ、少し引いたキッチンからは桜並木が見えるように計画しています。

最適な窓の大きさと取付高さ-3
 

この写真はSk HAUSのリビングです。

隣のマンションの斜面地に生える芝生を景色として取り込みながら、マンションから見下ろされる視線をカットするために、あえて低い位置に高さを抑えた窓を計画しました。
光は他の高い位置に設けた擦りガラスの窓から取り込みます。

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2段ベッドで仕切る子供部屋

子供部屋の数や広さ、兄弟姉妹何人で共有するかは様々な条件や考え方により、それぞれの家によって変わります。

例えばリビングを広く取って、家にいる時間のほとんどをそこで過ごし、子供部屋は最小限のプライベート空間があれば良いという場合、壁で区切られた小さな部屋を必要な数だけ作る方法ももちろんありますが、ある程度の広さの部屋を家具等で仕切るという方法もあります。

1つのスペースを兄弟それぞれの部屋や、子供部屋と書斎などに撤去や移動が容易な家具で分けることで、子供達の独立後などのライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。

子供部屋の家具で代表的なものはベッド、デスク、本棚、あとはクローゼットと言ったところでしょうか。
この中でも特に広いスペースを占める上に、上部の空間が使えないベッドを2段に重ねて部屋を分ける間仕切り家具とすることで、空間を有効に使うことができます。

写真のNi HAUSでは兄弟の部屋を特注の2 段ベッドで仕切りました。

2段ベッドで仕切る子供部屋
 

スペースに合わせた家具をしつらえることで、既存の窓からでもバランスよく光や風を取り込め、仕切り具合を調整することもできます。
Ni HAUSではさらに既存の梁を利用して上段に本棚を設けることができました。

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迎え入れてくれるポーチ

「ポーチ」って何だか分かりますか?

建築では、玄関やエントランスの外側にある庇が付いた空間を言います。
主な役割は扉を開けた時に建物の中に雨が吹き込むのを防いだり、傘をさしたり閉じたりする際に雨に濡れるのを防ぐことです。
他には、玄関扉に雨や直射日光が当たるのを防ぎ、劣化しにくくするという役割もあります。

迎え入れてくれるポーチ
 

Fk Studio -Studio LUP- ではスタジオという用途上、レッスンの前後に生徒さんが集中するため、一般的な住宅より広めのポーチを設けました。

また、庇と合わせて袖壁(※)を設けることで、より雨風や日射しを防いでくれるスペースとなるようにデザインしました。
訪れた人を迎え入れ、次の場所へ向かう人が準備を整えるための場所として包容力のある空間となっています。

ポーチの広さは敷地の大きさにも影響され、庇のサイズや形状は建物の外観や印象に大きな影響を及ぼすため、全体的に計画する必要がありますが、機能的には用途に合わせて十分広く、可能であれば奥行きを深く取るのがおすすめです。


※袖壁:「Studio LUP」のサインが付いている壁 です。

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作業効率の良いキッチン

ダイニングと一体となったキッチン。
そのレイアウトにも壁付型、ペニンシュラ型、アイランド型、さらにI型、L型、U型、2列型と様々なバリエーションがあります。

どのタイプがおすすめというのは無く、料理をする方の使い方や家の中でキッチンとして使えるスペース、空間全体との関係や見せ方などを考慮して決めます。

作業効率の良いキッチン
 

Ms HAUSのキッチンは油がはねるコンロを壁側にして掃除のしやすさに対応し、シンクをダイニング側にして家族と会話しながら作業ができるようにした2列型です。

2列型の中でもアイランド2列型とすることで、十分な作業スペースを確保しながら回遊できるキッチンを実現しました。
回遊できることで、子供達と一緒に料理をしてもぶつかったり狭い間を抜けて移動するストレスがありません。

さらに、上の写真でキッチンの左側には庭や駐車場につながる勝手口、右側には洗濯機のある脱衣室や玄関へつながる廊下があり、家事動線にも無駄がありません。

キッチン横デスク
 

廊下にはキッチンのすぐ側にワークデスクもあり、アイロン掛けやミシン掛けなどの家事の他、持ち帰った仕事なども料理の合間にできるようになっています。

奥がトイレと脱衣室で手前が玄関です。

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家の中の窓「ウチマド」

家の外壁には必ず窓があります。

窓は光を取り込んで風を通し、室内の環境を良くしてくれますが、壁で区切られた部屋に窓が1つしかないと、なかなか部屋全体に風を通して空気を入れ替えるのは難しくなります。
また、窓の外に十分な空間があれば良いですが、隣の建物が迫っている場合は光も入りにくくなります。

そんな時、部屋と部屋を仕切る間仕切り壁にも窓を付けることで、家全体に風を通したり、日射しの良く入る隣の部屋から間接的に光を取り入れることが可能となります。

私はこの室内の窓を「ウチマド」と読んで、積極的に設計に取り入れるようにしています。

家の中の窓「ウチマド」
  

写真は、Sa HAUSの2階、吹き抜けを挟んだ2つの個室に向かい合うように設けたウチマドです。
和紙の代わりに破れにくい不透明のアクリル板を用いた障子を入れ、閉めていても光が透過するように計画しました。

夜に個室の照明を付けると漏れるほのかな灯りも良い雰囲気です。

音は漏れやすくなりますが、その点が気にならない方には、家族の気配も伝わり住環境も良くなるのでおすすめです。

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Kt Schoolをupしました。

 

教室のリノベーションを行ったKt School -東京国際ビジネスカレッジ神戸校-をHPにアップしました。

限られたスペースにいかに奥行きを持たせるか、楽しいスペースにするか、、教室の使い方の可能性も広げられるよう、検討を重ねて計画しました。

今回も福澤昭嘉さんに撮影頂いた写真と共に、ぜひご覧ください!


Kt School -東京国際ビジネスカレッジ 神戸校-

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